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ギドラの巣「新」映像作品掲示板

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ウルトラQのおやじ - なんじぇい (?)

2025/06/08 (Sun) 02:58:40

遂に見る機会が訪れたので鑑賞しました。
実相寺昭雄演出なのでトンデモ系のよく分からない演出でも来るのかと思っていたら、カメラの角度こそ実相寺節を感じる箇所がありましたが、存外しっかりしたドキュメンタリーになっていて驚きました。
M1号とラゴンがインタビューする円谷英二のシーンで、怪獣は怖いだけじゃダメだと言っていたのが印象的でした。

最後のメッセージ
「円谷さんはあとひと月ほどで65才を迎える しかしなお円谷さんは くりかえしのきかない本番1回だけの 危険にみちあふれた特撮シーンに自分を賭けている 青春こそ 本来くりかえしのきかない 危険にみちあふれたものでは なかったろうか 円谷さんは 今日もいきいきと存在している ウルトラQのおやじとして」
は胸に来るものがありましたが、青春の下りは実相寺昭雄さんは何が言いたかったんだろうなあとは思いました(円谷英二がさんが少年の心を持っているとか?)。

Re: ウルトラQのおやじ 殿様ギドラ (男性)  URL

2025/06/08 (Sun) 16:45:06

「現代の主役ウルトラQのおやじ」は本当に貴重なドキュメンタリーですね。
 おっしゃる通り、怪獣による円谷監督インタビューは重要な資料です。
円谷監督の怪獣観を知ることが出来ます。
 怖いだけじゃダメなんですよ。

 それから私が注目しているのは、一さんとの対談です。
 テレビ進出を勧める一さんに対して英二監督は抵抗があるような態度を取っています。
 すでに「ウルトラQ」の放送が始まっている時期なので、テレビをやるのやらないのと迷う段階ではないですから、
おそらく再現シーンで、このドキュメンタリー撮影時の生の会話ではないのではないかと疑っています。
それでもかつてそんな会話があったのは事実であろうと思うのです。
 円谷特技プロダクションは円谷英二がテレビ進出のために設立したのだ、というのが定説になっていますが、
私は少々疑っています。
 初仕事が映画『太平洋ひとりぼっち』であることもテレビのためという説を疑わせます。

 東宝の企画に縛られない自由な作品作りを目指して円谷プロを作ったのではないか?
しかし、その技術が他社(『太平洋ひとりぼっち』は日活と石原プロ)に流出することを恐れた東宝が円谷プロに資本参入、映画から距離を置かせたのでは??
結果テレビドラマに限定された。
などというのは状況証拠からのあくまでも推論です。
真実はこれだ的に引用されるとギドラ困っちゃう。

 ラストの詩的メッセージは、実相寺さんの当時の感慨というものかもしれません。
青春と特撮が繋がるのかどうかは、まあ、それぞれの解釈ということでしょう。
けれど、「くりかえしのきかない本番一回だけの危険にみちあふれた特撮シーン」という表現は実写・ミニチュア・操演の難しさと魅力を言い表しているように思います。
実写特撮も予算や時間が豊富であればやり直しはいくらでも出来ますが、撮影に臨むとき、失敗を予想したまま実行するなんてことはありません。
 周到に準備した上で一発に賭けるのがミニチュア特技でしょうし、その緊張感がフィルムに映ります。
とりあえずやってみて、まずけりゃリテイクで、というやり方ではヌルい映像しか出来ません。

Re: ウルトラQのおやじ - 海軍大臣 (男性)

2025/06/09 (Mon) 07:14:32

>東宝の企画に縛られない自由な作品作りを目指して円谷プロを作ったのではないか?

 とのギドラさんの御意見、私も賛成です。昭和三十年代初頭にアメリカ側から東宝特技課に特撮場面を外注する企画があって、それを東宝首脳部が反対して立ち消えになった経緯があり、円谷監督としては不本意だったのかも知れません。
 円谷特技プロ設立の数年後にはハリウッドの大地震映画「驚天動地」への参加の話も出ており、こうした仕事がやりたかったのじゃないかと思っています

Re: ウルトラQのおやじ 殿様ギドラ (男性)  URL

2025/06/10 (Tue) 18:57:08

 これは、当時の映画情報誌の記事でありましょうか。
 実現してほしかったです。
 『トラ・トラ・トラ!』は打ち合わせまでしていながら結局参加出来なかったわけで、(なぜ円谷監督が外されたのかまでは知りません)
ハリウッド大作の予算規模で円谷監督が何を見せてくれたのか確かめられないのが悔しいです。
 志半ばで逝かれてしまったことも私が円谷特撮にこだわり続ける理由と思います。

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