ギドラの巣「新」映像作品掲示板
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2025/06/15 (Sun) 16:19:44
去る5月26日東京オペラシティコンサートホールで開催された「伊福部昭総進撃キング伊福部まつりの夕べ」に行ってきました。
キングレコードが昨年から展開している伊福部まつりのラストを飾る大コンサートです。
以前紹介した「伊福部昭SF特撮映画音楽の夕べ」SACDも伊福部まつりの一環でした。
今回のコンサート、総演奏時間は3時間を超えると思われる充実の内容で、満腹・大満足でした。
曲目は
第一部
松田華音さんによるピアノ独奏で
「子供のためのリズム遊び」より「運動会行進曲」「楽しい学校」「場所取り鬼」、
ピアノ組曲(盆踊/七夕/演伶/佞武多)。
石丸由佳さんのパイプオルガン独奏
SF交響ファンタジー第1番和田薫編曲パイプオルガン版。
第二部
和田薫指揮 東京フィルハーモニー交響楽団
SF交響ファンタジー第1番、第2番、第3番。
(昨年の伊福部昭FANTASY WORLDに続いてここでも全作演奏!)
第三部
本名徹次指揮 東京フィルハーモニー交響楽団
交響譚詩
シンフォニア・タプカーラ
でした。
演奏の合間にはトークコーナーもあって、演奏者、指揮者の伊福部音楽への思いや、伊福部先生との思い出話を聞くこともできました。
本名徹次さん持参の伊福部先生遺品のダンヒル(ライターではなくタバコ)には震えました。
交響譚詩やシンフォニア・タプカーラは久しぶりに聴く生演奏で改めてその「美」を堪能しました。
SF交響ファンタジーも好きな作品でありますが、映画音楽をベースにして再編したものなので、音の組み立てが劇伴用に寄っていて、それほど複雑な音響になっていないように思います。
純音楽作品になると、まあ、そりゃもう精緻精密と言いましょうか、音のイリュージョン(?)が現出します。目眩するかと思いました。
そして、アンコールで
オーケストラのためのロンド・イン・ブーレスク。
もー、「SF特撮映画音楽の夕べ」の再現をまたしても。
キングレコードの企画なので、CDかひょっとするとSACDでの発売を期待します。
ハイレゾ音楽ファイルのダウンロード販売でもいいですよ。
「伊福部昭FANTASY WORLD」のCDはすでに発売されていますので、そちらもよろしく。
それから「伊福部昭90歳記念コンサート」のタイトルで2004年の卒寿記念コンサートのライブブルーレイも発売中ですよ。
このときの指揮者も若かりし頃の本名徹次さん。
機龍ゴジが伊福部先生に花束を持ってきます。
交響頌偈釈迦のライブ映像は珍しいですし、特典映像にはCD伊福部昭の芸術シリーズ製作打ち合わせの伊福部先生やレコーディグスタジオでの伊福部先生、
どこの少年だ!と驚く若々しい片山杜秀さんの姿も映り込んでおります。