ギドラの巣「新」映像作品掲示板 542222

ただいまゴジラ祭り開催中!

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やったやった!

1:殿様ギドラ:

2024/04/20 (Sat) 18:34:23

 ふと気になって、今年度の「午前十時の映画祭」ラインナップを調べてみました。
 このところ毎年本多円谷コンビ作4Kリマスターの上映があるので、
今度はなんだ、と。
https://asa10.eiga.com/

 予想は『海底軍艦』だったんですが、見事的中!
それだけでなく、なんと『妖星ゴラス』も!

 双方2025年1月上映で、来年の正月は円谷特撮三昧だ。
今回の二作はどちらもシナリオがお見事で、特に『海底軍艦』冒頭15分は、ため息が出るほどの出来映え。
 ドラマに関わる状況、人物を簡潔に整理してスムーズに観客を物語世界に誘います。
『妖星ゴラス』は脚本担当の木村武(馬淵薫)さんによると自作の中で「シナリオ」誌に再録された唯一の作品だとか。
 全体の構成が巧い!

 大スクリーンで見るのが楽しみです。
(上映館がお近くにない方には本当に申し訳ない)
2:エクセルシオール :

2024/04/20 (Sat) 21:49:55

 『海底軍艦』『妖星ゴラス』。どちらも素晴らしい特撮映画ですが、実のところ子どもの時に初めて観たときは怪獣目当てだったため、ちょっと失望した記憶があります(マンダもマグマもちょっとしか出てこないし、あっという間にやられてしまったため)。もうちょっと大きくなってから、本編や特撮の素晴らしさがわかってくるタイプの作品だったと思います。

 『海底軍艦』は押川春浪の原作とは大きく違う物語でしたが、ムー帝国の脅威に立ち向かう轟天号はかっこよかったし、最初「大日本帝国の復活」という妄想に囚われていた神宮司大佐が考えを改める姿はいろんな意味での過去との決別が含まれていたと思います。

 『妖星ゴラス』は質量が地球の6000倍というゴラス衝突の脅威に全世界が力を合わせて立ち向かう点や、「地球全体の軌道をずらす」という見方によっては奇想天外とかバカバカしいとか言われそうな内容を、作中ではさも現実味があるように見せるところが素晴らしかったです。後、宇宙船のパイロットたちが歌う「俺ら宇宙のパイロット」という歌は妙にインパクトがありました。
 マグマに関しては東宝上層部の意向で強引に入れられたそうであり、スタッフは反対だったとか。確かにいない方が内容的にはすっきりしていたのも確かです(海外版ではカットされているとか)。でも、マグマって何となく嫌いになれない怪獣なんですよね。当初の企画では「恐龍」とだけあったそうで、セイウチのような姿になる前ははどんな姿にする予定だったのか興味があります。

 なお、以前『海底軍艦』の原作小説を読んでみた事がありますが、ストーリーが全然違うので驚いた記憶があります(海底軍艦の名前は「電光艇」。敵もインド洋の海賊)。戦前の話なので一定の注意も必要ですが、こちらこちらでなかなか面白かったです。
 後、『海底軍艦』はアニメもありました(物語は原作とも映画とも全く違う)。『新海底軍艦』というタイトルで1994年にOVA(オリジナルビデオアニメーション)という形で発売されていたのですが、2巻まで出たところで打ち切りになってしまったそうです。これは気の毒でしたね。
3:殿様ギドラ:

2024/04/21 (Sun) 15:17:47

 マグマもマンダもちょっと不遇な怪獣でした。
子供を集めるための怪獣登場だったのだろうと想像できます。

 マグマが海外版ではカットされているというのが定説になっていますが(馬淵薫さんもその旨を証言)、
輸出用の英語版予告編にはちゃんとマグマが登場しています。
実際に海外で上映されたプリントにマグマが登場するのかどうか興味津々です。
 ジェットパイプ建設になんらかの障害があったほうがいいというところから、怪獣を出しちゃえ、となったらしいです。
 私としてはマグマ登場がドラマのアクセントになっていて、
結果オーライかなと思っています。
 山根、じゃない園田博士(志村喬)がマグマにとにかく近づこうとする芝居がいい!

『海底軍艦』の原作、私も大昔に読んでみました。
続編も含めて6作あったようで、どこまで読んだのかすっかり忘れてしまいました。
海底軍艦(電光艇)がなかなか出て来なかったのは覚えています。
一応国際問題も絡んでいたような・・。
アニメ『新海底軍艦』も第一巻だけだったか、なにかの機会に見ています。
断片的な映像と音楽は覚えていますが、うーーーん、あまり面白くはなかったような・・・。
打ち切りになっていたんですね。

 かつて『海底軍艦』は東宝特撮作品の中では絶大な人気を誇っていたものですが、
現在出版中の講談社ゴジラ&東宝特撮オフィシャルムックでは、『地球防衛軍』とカップリングで4月23日発売です。
 一作一冊扱いになっていないことに一抹のさみしさを感じます。
4:エクセルシオール :

2024/04/21 (Sun) 21:43:49

>実際に海外で上映されたプリントにマグマが登場するのかどうか興味津々です。

 海外版では容易に確かめる事ができないため、誤った情報でもそのまま定着してしまう事があります。英語版予告編にマグマが出ていたのに、実際の映画ではカットされていたとしたら、「話が違うぞ」と怒った観客もいたかもしれません。

 なお、実際に海外版を観たという人のブログを一つ見つけましたが(http://blog.livedoor.jp/badzilla/archives/51899001.html)、きちんと矛盾や齟齬がないように編集されていたわけではないようで、「園田博士が顕微鏡を覗き込んで何事かを語るシーンやジェットビートルで何かを攻撃するシーンは残っていたのに、マグマは出てこない」そうです。それなら普通に出した方がよかったのでは・・・。

>マグマ登場がドラマのアクセントになっていて、結果オーライかなと思っています。

 マグマ=蛇足という意見が今では通説的と言えるでしょうが、確かにジェットパイプ建設に何らかの障害があった方が緊迫感が増しますし、その障害が天災やテロとかよりも怪獣の方が面白いというのも、娯楽作品としてはあり得るかなとも思います。仰る通り結果オーライかもしれません。園田博士の「できれば殺してほしくない」みたいな姿勢も、何となく共感できました。
5:殿様ギドラ:

2024/04/22 (Mon) 18:39:09

『妖星ゴラス』海外版情報に感謝です。

 やっぱりマグマはカットされたのですね。
そうなると英語版予告編との矛盾が問題になりますが、BDソフトに収録された予告編は東宝が作ったものでしょうから、
ひょっとすると海外では予告編も改ざんしたのかも。

 このブログのオーナーさんもマグマの存在意義に気がついたとおっしゃっているのが嬉しいです。
 もうマグマ擁護委員会でも作りたいぐらいです。

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