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1:なんじぇい
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2020/05/25 (Mon) 19:56:08
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怪獣と自衛隊が戦う漫画が新連載を始めるそうです。
ここで冒頭部が読めます。
https://kuragebunch.com/episode/13933686331620163000
個人的には沖ノ鳥島が出ているのが(続編では尖閣だった)なんともきな臭い感じがします。
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2:殿様ギドラ:
2020/05/26 (Tue) 18:34:28
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情報に感謝します。
さっそく第0話を読んでみました。
あーなるほど、近年ありがちな怪獣観に支配されてる感じですなぁ。
つまり、怪獣とは人間の敵であり、倒すべき者の象徴なんですな。
まあ、そういう入り口から入って別の展開に持って行くことも作劇としては可能ですが、
どうでしょう、主人公がなんらかの超感覚を持っているような描写があったりレインボーマンみたいな名前であることを考えると・・・・・。
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3:エクセルシオール
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2020/06/10 (Wed) 22:34:39
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そもそもタイトルのネーミングセンスがないですね。「怪獣自衛隊」。露骨に「戦国自衛隊」の変形と言うほかありません。近年のライトノベルに多い説明文そのままみたいな長すぎるタイトルも困りものですが、この題名は安直すぎます。
内容に関して言えば確かにきな臭いものがあります。怪獣を出汁にした自衛隊礼賛の御用漫画みたいになってしまうおそれは極めて大きい。
怪獣に関しても「自衛隊で対処できる」レベルのものしか多分出てこないでしょう。そうなってしまったらもはや「怪獣もの」と言えるのかとすら思えてきます。
ありうる展開は自衛隊が苦戦するのは怪獣が強いからではなく、今の憲法や法制度のせいで自由に活動できないからだというものでしょうね。
そもそも怪獣映画等に登場する防衛組織などというものは、根本的には引き立て役にすぎません。派手に出動し派手に壊滅して「怪獣がいかに強いか」を示すための存在です(巨大ヒーローものではこれに加えて「変身前のヒーローを現場に運ぶ」役割もあるが)。
無論、良い引き立て役あってこそ主役は輝くのでその役目は非常に重要です。しかし、引き立て役の枠組みを超えて主役を食ってしまうことは許されません(時代劇の名も無き斬られ役達が水戸黄門や暴れん坊将軍などに勝ってしまうようなもの)。どうもその原則を理解していないクリエイターが増加しているように感じます。
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4:なんじぇい
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2020/06/11 (Thu) 00:56:26
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個人的には「弱い怪獣」はあってもいいのではないかとは思います。怪獣の始まりのキングコングは当時の戦闘機の機銃(当然今の戦闘機には遥かに劣る)で死んでしまっていますし、どういう物語にするかによっては怪獣の強さは変わっていいのではないかと感じます。
ガチガチに縛ってしまっては、シーボーズみたいな、巨大生物の悲哀を描くような話も描けなくなるでしょう。
人類側と怪獣の攻防に関しては私は、「防衛組織はやられ役でなければならない」とも思いません。
これがゴジラみたいなイメージが固定されている場合は問題でしょうが、関係ない一介の新怪獣ならば怪獣の強さや能力は自由であり、例えば人類と拮抗する強さにして「怪獣と人類の一進一退の攻防戦」を描いても面白く描きようはあるでしょう。
少なくとも「どんな怪獣にも人類は蹂躙されなければならない」というのは、それは怪獣ものを狭めるだけではないのかと考えてしまいます。
繰り返しますが、何も関係ない新怪獣ならば、という前提がつきます。
ただし、この漫画の第1話が公開されています(上で読めます)が、読んだらわかりますがそれはもう猛烈にきな臭いです。
面白味もへったくれもない単なる自衛隊礼賛漫画になりかねません。
ただ安心したのは、『GATE』のドラゴンみたいにあっさり現代兵器で倒されるだけのつまらない展開にはならなさそうだということでしょうか……
またエクセルシオールさんの話に同意できることは大いにあり、シーボーズみたいな特例を除けば、最低でも怪獣は人類と拮抗する強さでないと面白い話を描きようがない、とは思います。
ちなみに怪獣と人間の戦力が拮抗している作品として、ボードゲームの『ボルカルス』があります。
https://kaijuontheearth.com/vulcanus/
怪獣側のプレイヤーと人間側のプレイヤーが存在して、怪獣側はひたすら壊滅させれば勝ち、人間側は怪獣を倒せば勝ち、というものです。
ボードゲームの仕様上、どちらかが圧倒する強さならばゲームが成り立たないため、まさしく真に強さが拮抗した作品と言えます。
このゲームはやったことがありますが、ゲーム的には飽きさせず面白いものでしたね(ストーリーはボードゲームなのでないですが……強いて言えばプレイヤーたちがストーリーを作る)。
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5:エクセルシオール
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2020/06/11 (Thu) 21:31:05
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少々言葉足らずだったので補足します。
原則はあくまで原則なので例外があってももちろんかまいません。怪獣も創作物なのでストーリーによって強弱がつくのも当然です。ただ、「弱い怪獣」を描く場合はストーリーをよほどしっかり作っておく必要があると思います。
また、面白い戦闘描写には丁々発止が必要なので人類側が怪獣相手に善戦したり場合によってはあと一歩と言うところまで行くことも許されます(『モスラ対ゴジラ』の人工雷作戦などが好例)。ただ、その場合はスーパーXのような超兵器やしばしばみられる奇想天外な作戦があることが望ましいと考えます。
『怪獣自衛隊』の第1話は私も読みました。確かにきな臭さが倍増していますね。ここからひっくりかえしたらすごい作品になるかもしれませんが、期待薄です。
それから、『GATE』という作品はアニメしか観ていませんが、とにかく自衛隊をたたえることが最優先事項の作品でげっそりしたうえ、敵がどいつもこいつもあらゆる意味でショボいやつしか出てこないので非常につまらなかったです。
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6:なんじぇい
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2020/06/12 (Fri) 15:29:24
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今日また更新されましたね。
評価できるのは自衛隊の出動理由を防衛出動ではなく災害派遣の選択肢を挙げていることと(『シン・ゴジラ』の防衛出動は間違い)、ヒロインらしき女性を活躍させていることでしょうか(一昔前に流行った無能ヒロインではなかった)。
とりあえず、ここで更新されていくのは間違いないと思いますので、色々な意味で注視すべきと考えます。
ギドラさんと被りますが、『命を問う物語』に怪獣の命が入っているのかどうかは気になりますね。
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7:殿様ギドラ:
2020/06/13 (Sat) 16:38:53
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第一話②まで読んでみました。
自衛隊を災害救助隊のように考えているヒロインがこの先認識を改めるのかどうか。
自衛隊の本分とは何でしょう。
レスキューではないことは確かでしょう。
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8:なんじぇい
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2020/08/31 (Mon) 02:40:07
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いつのまにか4話まで更新されてました。
全身に鳥肌がたつほどうすら寒い気持ちにさせられました。
清々しいくらい自衛隊推しで、自衛隊に懐疑的な反応を見せる者はことごとく愚かに描かれており、それを除いてもテンプレで陳腐な展開と臭い台詞が乱舞しています。
面白くありません。
評価できるのは主人公の女性がほぼ自発的に動いているくらいでしょうか。
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9:殿様ギドラ:
2020/08/31 (Mon) 21:35:01
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お知らせありがとうございます。
読んでみました。自衛隊の広報誌に載っているわけじゃないですよね???
ここまでストレートに自衛官(自衛隊)をヒロイックに描いてみせるのは、こりゃプロパガンダですね。