ギドラの巣「新」映像作品掲示板
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2022/07/12 (Tue) 18:35:43
NHKがまた変なことを始めます。
https://www.nhk.jp/p/taroman/ts/M7359Q6PQY/
「TAROMAN 岡本太郎式特撮活劇」だそうで。
月～金の深夜放送の５分枠。
岡本太郎の作品を奇獣（怪獣）化するようです。
なーんか「KJファイル」とものすごくカブりそうな企画。
でもこちらのほうが予算は潤沢と見ました。
タローマンが対決するとかなんとか。
Re: TAROMAN - エクセルシオール (男性)
2022/07/12 (Tue) 21:10:15
これはまた変な作品ですね。５分ではどんな内容になるか分かりませんが、確かに『KJファイル』と少しかぶりそうです。ただこちらは天下のＮＨＫですから予算もあるでしょうし、何より全国放送になります。その点は有利だと思いますが、どっちが面白いかは微妙かもしれません。
それにしてもＮＨＫ。特撮を作るならば『超速パラヒーロー ガンディーン』の続きを作った方がいいのでは？このまま中途半端で終わったら、「パラリンピックを出汁にしただけ」と評されかねません。
2022/07/13 (Wed) 18:32:51
ああ、ガンディーン・・・。
あれからもう一年も経ったのか。
続編がありそうな思わせぶりはなんだったんでしょうね。
新規の特撮ヒーローは歓迎したいので、シナリオ構成の見直しをして再出発してほしいものです。
2022/07/21 (Thu) 18:45:51
第二回まで見たところです。
１９７０年代に「TAROMAN」という特撮ヒーロードラマがあったという体で、TAROMANと奇獣のシーンを抜き出して見せる感じです。
そこに岡本太郎語録を挿入し、芸術・表現のあり方を考えさせるものになっています。
しかし、全体にユーモアに満ちており、笑っていいですよ、という作りになっていることに好感を持ちました。
画質を意図的に荒くして古い作品であるように見せかけていますが、
特撮のクオリティも含めて、70年代風というより、もっとあとのインディーズムービー風かもしれません。
まあ１９８０年代の８ミリ（フィルム）映画で、着ぐるみ・ミニチュア特撮を実現できた団体は多くないと思いますが・・。
なかなかおもしろいですよ。
Re: TAROMAN - エクセルシオール (男性)
2022/07/22 (Fri) 20:13:14
第4話まで視聴してみました。確かになかなか面白い作品です。いかにもレトロな感じの画質で架空の特撮テレビドラマを作り、しかもそのドラマのファンだったと言う人物に特撮パート終了後、「思い出話」プラス岡本太郎の発言の意味を語らせるというメタフィクションめいた構成が興味深いです。全１０話だそうなので、全て観てみようと思います。
過去の特撮ヒーローものへのオマージュもそこそこ入っているようですね。地球防衛軍の一人だけ私服(カウボーイ風)のキャラは、モデルはおそらく『アイアンキング』の静弦太郎でしょう。もっとも、「巨大ヒーローよりも強い生身の人間」として知られるオリジナルと比べると全く活躍していませんが。
2022/07/24 (Sun) 14:16:45
そうそう、「TAROMAN」のあいつ、静弦太郎がモデルと思われます。
鞭を振っているカットがありますもんね。
「アイアンキング」に目をつけるあたりもシブい。
第五話まで見て、ひょっとすると大変な傑作の誕生に立ち会っているのかも、と思ったと言うのは大げさですが、
第六話以降も非常に楽しみです。
2022/07/31 (Sun) 18:46:50
最終話まで見ました。
ネタバレを避けて書いてみます。
お見事なふざけっぷり。
これを岡本芸術に対する冒涜であると考える人もいるのかもしれません。
しかし優れた芸術が「笑い」や「遊び」を否定するところにあるとは思いません。
私は久々に新作でわくわく出来ました。
「TAROMAN」はあくまでも岡本太郎の作品を「下敷き」にした派生作であると明示していますから、
改変とか歪曲であるという批判は当たらないでしょう。
実在したテレビ番組であると見せるフェイク演出には大笑いしました。
再放送もあるようですから、興味のある方は是非ご覧ください。
まあしかし、最終話のとんでもないオチは、あれはやりすぎなんじゃ・・。
Re: TAROMAN - エクセルシオール (男性)
2022/08/01 (Mon) 21:30:52
最終回まで観ました。５分と言う短い枠を活かしたなかなかの快作(怪作？)だったと思います。
それにしても岡本太郎の作品がこうもうまく「怪獣化」できるとは。両者には妙な親和性があったのかもしれませんね。
＞最終話のとんでもないオチは、あれはやりすぎなんじゃ・・。
確かに少々いきすぎの感もありました。ただ、「もう続編は作らない」「二匹目のドジョウは狙わない」というスタッフの心意気の産物だったのかもしれません。
2022/08/02 (Tue) 18:49:44
あの結末には腰を抜かして爆笑しました。
それまで描かれてきたTAROMANの性格と合致しているのがよかったです。
と言いつつ、岡本太郎の志向とはちょっと違うかもと感じた面もありました。
岡本太郎さんは縄文文化に興味を持ったり、人間の原初的な欲求？エネルギー？を大事にした人だと思うので、
岡本芸術が怪獣と近い関係にあるのは自然なことかもしれません。
続編なんか作らんぞ（「同じことを繰り返すぐらいなら死んでしまえ」）という心意気もいいけれど、
岡本語録はまだまだありますから、パート２をやってほしいなぁ。
あの世界なら何事もなかったかのように地球が存続していてもオッケーでしょう。