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ギドラの巣「新」映像作品掲示板

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マイナー怪獣の魅力 - エクセルシオール (男性)

2021/02/21 (Sun) 21:18:49

 ゴジラやラドンと言ったメジャーなスター怪獣の人気は衰え知らずといったところですが、一方でしばしば「そんな怪獣いたっけ?」と言われてしまうマイナーな怪獣たちも存在します。しかし、彼らもまた怪獣映画を彩るキャラクターであることも間違いなく、そんなちょっと目立たない怪獣たちに焦点を当ててみました。なお、とりあえず東宝怪獣映画のマイナー怪獣のみをいくつか取り上げます。 

 第一に大ダコ。言うなれば「マイナー怪獣の帝王」。『ゴジラ』(1954年)の元々の企画が「大ダコもの」だったからか、マイナー怪獣の中では優遇されており、『キングコング対ゴジラ』、『フランケンシュタイン対地底怪獣』(テレビ放映版)、『サンダ対ガイラ』の三作品に登場しています。本物を使ったり、人形操演で描かれたりしていますが、「海の悪魔」な感じがして良いです。
 余談。もし『ゴジラ』が当初の企画通りに大ダコ映画になっていたらどうなっていたでしょうか?多分、大ヒットはしなかったし、シリーズ化もなかったでしょう。

 次に大コンドル。『ゴジラ・エビラ・モスラ南海の大決闘』に登場した怪獣ですが、タイトルにもポスターにもいないという不遇なキャラです。圧倒的に大きく強いゴジラに果敢に挑みますが、最後は放射火炎一発で「焼き鳥」にされてしまいました。
 映画の企画が元はキングコングもので、元は『キング・コング』(1933年)のコングとプテラノドンの対決のオマージュだったとか。飛び道具無しのコング相手ならもうすこしやれたかもしれません。

 三番目に大海蛇。『キングコングの逆襲』でモンド島近海にすむ怪物です。これまた登場して2分くらいでお陀仏という可哀そうな最期を遂げてしまいます。設定上はこの映画に登場した怪獣の中では最大のはずなのですが、とてもそうは見えなかった。いろんな意味で哀愁を誘います。
 なお、大海蛇も『キング・コング』(1933年)のコングとプレシオサウルスの対決へのオマージュだったらしいですね。

 これらの怪獣の魅力はゴジラ達メジャー怪獣のものとは少し性質が異なります。言うならば「もしかしたら本当にいるかもしれない」のが魅力なのではないでしょうか。大コンドルは少し苦しいですが、大ダコと大海蛇は少しは可能性がありそうです。
 そう考えると大半が前座、顔見せみたいなマイナー怪獣も何となく愛おしくなってきます。彼らには彼らの味があります。

 さて、その他のマイナー怪獣としては、人間をミイラ化してしまうという大変ショッキングな怪獣だったショッキラス(『ゴジラ』(1984年))、『緯度0大作戦』の大ネズミ、グリホン、コウモリ人間、『ゴジラ・ミニラ・ガバラ オール怪獣大進撃』の謎の植物怪人などもいます。そうそう、怪獣か否かどころか生物かどうかも不明ですが、「インファント島の怪骨」(『モスラ対ゴジラ』)などというものもいましたね。

 マイナー怪獣も掘り下げていけばなかなか楽しめると思います。東宝以外の作品も面白いものがありそうですね。
 

Re: マイナー怪獣の魅力 殿様ギドラ (男性)  URL

2021/02/22 (Mon) 18:20:03

 大変おもしろいお話をありがとうございます。
これら無名の怪獣もマニアックな怪獣事典には載っていたりしますよね。

 大ダコや大海蛇は作り手側も、ひょっとしたらこれぐらいの大きさのヤツがいるかも、
という気持ちで普通動物として登場させたのかもしれません。

 ガッパの島にも、さほど大きくはないけれど、見たこともないヘンな鳥が出てきたと思います。
怪獣がいる世界のリアリティを狙った??

『キングコング対ゴジラ』の全長版は小学生の頃とある上映会で見ていたはずなんですが、
その後短縮版しか見る機会が無くなって何年も経ちました。
1980年代と思いますが、怪獣効果音のレコードに「大トカゲ(『キングコング対ゴジラ』)」という音声が収録されていて(いま探してみたんですが、どうも手元にはないみたい)、
げげ、大トカゲなんてのも出ていたのか!と驚きました。
その後、ついに『キングコング対ゴジラ』全長版のビデオがリリースされて、期待に胸を膨らませていざ鑑賞!
 哀れ大トカゲは藤木悠さんに振り回され、高島忠夫さんに射殺されるのでありました。
 たしかに大トカゲだったよなーー。

Re: マイナー怪獣の魅力 - エクセルシオール (男性)

2021/02/25 (Thu) 22:21:33

>げげ、大トカゲなんてのも出ていたのか!

 たしかにいましたね。ただ、あの大きさではさすがに「怪獣」とは言えません。コモドオオトカゲの方がよほど大きいですし。

 そうそう、大きな生物と言えば『怪獣島の決戦 ゴジラの息子』のカマキラスの怪獣化前というのもあります。巨大化前なのに牛くらいの大きさがあるという設定でした。カマキリでそれくらいあったら十分立派に怪獣です。

>ガッパの島にも、さほど大きくはないけれど、見たこともないヘンな鳥が出てきたと思います。

 『大巨獣ガッパ』の場合、そもそもガッパが熱海に上陸した時にすごく大きいタコをくわえていました。「怪獣のいる世界のリアリティを狙った」という見方は当たっているかもしれません。

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