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ギドラの巣「新」映像作品掲示板

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最近のウルトラシリーズの悪循環について - なんじぇい (?)

2018/12/12 (Wed) 14:02:04

マニアには結構言われていることですが、オーブ以降の最近のウルトラシリーズには以下の特徴があり、それが話のワンパターン化ならびにシリーズのマンネリ化に繋がっているのではないか……という指摘があります。

①防衛チームがほぼ登場しない
製作サイドによれば防衛チームには兎に角制作費がかかり、また防衛チームのおもちゃはあまり売れないことから、防衛チームは出ないことになっているそうです。
理解できることではあるのですが、そのせいでいわゆる怪獣の「噛ませ犬」が登場しなくなり、怪獣の存在感が薄まってしまうという弊害が出てきています(ウルトラマンを毎回負かすのはキャラクター上難しいでしょう)。
また、話のパターンが減ってしまうこともデメリットとして挙げられるでしょう。

②やたらと怪獣が黒幕や宇宙人に操られている
『オーブ』からは特に顕著です。話がワンパターン化する上に、怪獣の個性や意志があまり感じられない……という問題点があります。
しかし、野生の怪獣をやたらと倒したり爆殺することは最近の風潮から忌避されるため(ウルトラマンは正義の味方でなければならず、そこがゴジラシリーズとは違うところである)、派手な怪獣の大爆発をさせるためには怪獣を純粋悪にしなければならず、こうするしかないのではないか……という指摘があります。
ですが毎回ウルトラマンが怪獣を守ってばかりでは子供向けとしては今一スッキリしない上に、やはり完全決着を見たいという気持ちがあります。

③過去のウルトラマンを利用した変身に頼りすぎる
『オーブ』から何度繰り返しているのでしょうか。話のマンネリ化がいっそう助長されています。
しかし製作陣からしたら、過去作のウルトラマンを使うことでお手軽に共演感を演出できる上に、旧作ファンにもアピールできるから使っているのでしょう。

④兎に角新アイテムごり押し
玩具業界からの要望からか新しいアイテムが2週間ごとくらいに登場し、そのせいで大幅に尺が取られ(長すぎる変身バンクなど)、またアイテムの活躍を見せなければならないため話のワンパターン化がますます増しています。

⑤ひたすら復活怪獣
予算不足のために新しい怪獣を作れず、1シリーズで同じ怪獣と何度も戦ったり(ペダニウムゼットンやホロボロスは何回出てきているのか)、延々と旧作怪獣に頼りがちな展開が続いています。
同じ怪獣ばかりでは新鮮味に欠ける上に、話の固定化も招くでしょう。

『ウルトラマンR/B』では上記の傾向が更に増しており、極めてワンパターンな、見るに耐えないレベルの脚本の出来になってしまっています(上記を抜きにしても酷い話だと思いますが)。
しかし、予算や玩具業界やスポンサーの要望にがんじがらめになっていてはどうにかして新鮮味を出すためにあのような話になってしまうのも仕方ないのではないか……という一種の諦感に満ちた意見も蔓延しています。
ですが仮面ライダーや戦隊ものに比べると、ウルトラシリーズの人気は実に低調という有り様です。

この悪循環を打開するには一体どうすればいいのでしょうか。どんどん酷くなるウルトラシリーズを止める方法はないのでしょうか。
『ウルトラマンR/B』のあまりの酷さにいてもたってもいられず、これを書かせていただきました。

Re: 最近のウルトラシリーズの悪循環について 殿様ギドラ (男性)  URL

2018/12/12 (Wed) 19:15:37

 うーん、ウルトラシリーズの劣化は私も残念に思っています。

 問題点とされているあれこれは、オモチャ屋さんが製作の実権を握ったために起こっているんじゃないかと推察されます。
(現場を知らないので誤解かも知れないけれど)

 オモチャ屋さんはとにかくおもちゃが売れればそれでいいのでしょうから、怪獣やウルトラマンたちをどう使うのかまで口を挟んでいるのかどうか・・・。
怪獣やウルトラマンの体内に搭乗しているような描写だったり、複数の怪獣・ウルトラマンの能力を一体に合一させるなど、
ウルトラシリーズではない別作品からイメージを持ってきているようにも思います。
 このあたりはガンダムだったり戦隊・ライダーあたりが先鞭をつけたやり口を無理矢理ウルトラシリーズに持ち込んだ結果のように思います。
(仮面ライダーで過去のライダーの能力を取り込めるやつがいましたよね?)

 新機軸はないかと考えるあまり、ウルトラのアイデンティティを失っているのではないでしょうか?

 改善策となると非常に難しいです。
映画もテレビも全体として脚本力の劣化が著しいので、ウルトラもダメになるのは仕方ないとも言えます。

 脚本がなぜ劣化していったのか。
それは視聴者の問題に帰結します。
とくに特撮ものの場合、異形の者が登場することが多いので、そのデザインだの能力だの映像面での印象が語られることが多いように思います。
ストーリーの善し悪しがどれだけ問題にされているか。
批評家の責任もあるでしょう。(見渡したところ、特撮系にはライターはいても批評家はいないように思いますが)
出版物で新作をこき下ろす批評など読んだ覚えがありません。

 製作現場は常に予算との戦いでしょうから、問題視されないところにはお金をかけないはずで、安く早く出来ればそれに越したことは無いでしょう。
脚本作りにじっくり時間をかけることをしないのだろうな、と想像します。
(でも入り組んだ設定作りだけはこまごまとやってるみたいですね)

 改善のための私の意見を総合すれば、変な忖度斟酌などせずに、つまらないと思ったらつまらないと声を挙げることです。
それから、コレクター意識を捨てて、好きではない作品のアイテムは買わないことです。
「R/B」のおもちゃがぜんぜん売れなくて、(敢えて挙げれば)「ティガ」のグッズがいまでも売れるなら、バンダイもなにか考え直すんじゃないでしょうか。
小さいお子様には通用しない話ですが・・・。

 私自身があまりウルトラのことを書いていないので偉そうなことは言えませんが、(うーーん、「ウルトラマンA」の段階ですでに一旦心が離れ、その後浮き沈みがありつつも、
「メビウス」でダメだこりゃになってしまったので、ウルトラに関してはかなり悲観的なのです)
ここ最近の新作はどうにか追いかけておりまして、そうですね、もっと何か言わないといけないんですよね。

Re: 最近のウルトラシリーズの悪循環について - なんじぇい (?)

2018/12/13 (Thu) 00:52:27

実際問題、最近の円谷プロや東宝が特撮のアニメ化の道を探っているのも、「実写は金がかかる」「アニメだと自由にやれる」というのが大きいと思います。
少なくとも防衛チームのセットや怪獣やヒーローの着ぐるみなんか作る必要がありませんし、ビルだっていくらでも壊せます。
深夜アニメや劇場版アニメならおもちゃ屋さんの販促ノルマも少ないですから、脚本もある程度自由に作れると考えているんではないでしょうか。
(『SSSS.GRIDMAN』は放映時間からして明らかに子供向きではないですが)

それなのにアニメゴジラはあの出来かよと言いたくもなるのですが、同じ特撮アニメの『SSSS.GRIDMAN』はどうなのでしょう?
私はグリッドマンに興味がなかったのでほぼアクションシーンしか観ていないため、アクションシーン自体はアニメゴジラよりは大分良いかな? って位の感想しかありませんが(アニメゴジラが酷すぎるだけかもしれない)。

Re: 最近のウルトラシリーズの悪循環について 殿様ギドラ (男性)  URL

2018/12/13 (Thu) 19:19:05

 うーーん、うーーん、アニメグリッドマン・・・。

 私は、おもしろくないです。
主要登場人物にしか目を配らないストーリーは閉塞的だし、
世界設定を小出しにするばかりなので、つじつまが合わないように見えることまで一旦飲み込まなければならないのもストレス。
(ああ、その設定ならこの展開に納得だ、という快感がない)

 などという欠点は、ほぼ「ウルトラマンR/B」にも当てはまるんじゃないかなー。

アニメ版グリッドマンについて - エクセルシオール (男性)

2018/12/13 (Thu) 20:53:38

 アニメ『SSSS.GRIDMAN』ですが、私は今のところ割合面白く観ています。1クールアニメならば終盤、2クール(連続又は分割)ならば中盤ということになりますが。どっちにせよ綺麗に落ちをつけてほしいものです(深夜枠のアニメではこのささやかな願いが届かないことが少なくない)。

 ただ、懸念事項もあります。この作品ではどうやら全てがコンピューターワールド内で進行しており、外部世界とは隔絶した空間のようです。特撮版グリッドマンがコンピューターワールドを主戦場としながらも、そこで起きる破壊活動を何とかして現実世界の災害に結び付けていたことを比べると(中にはかなり無茶なものもあったが)、アニメ版の世界設定は一人の少女(新条アカネ)の作り出した閉鎖された世界であり、確かに狭いです。まあ、アレクシス・ケリヴには他の魂胆があるでしょうし、今後はもう少し作品世界を広げるべきでしょう。

 良いところはグリッドマンと怪獣との戦闘シーン。確かに迫力があるかっこいいものであり、アニメ版ゴジラに「爪の垢を煎じて飲め」と言いたくなりますね。ただ、印象としては特撮版グリッドマンとかウルトラマンとかよりも、90年代のロボットアニメの傑作、勇者シリーズやエルドランシリーズの感じがしますが。

 ただ、この作品、作品外で少々物議を醸しています。円谷プロ等の公認で作品に登場する女子キャラ(宝多六花、新条アカネ)の抱き枕が発売され、そのイラストデザインが大変に卑猥なものであったため、心あるアニメファンから少なからぬ批判の声が上がりました。
 私もイラストを確認しましたが、確かにひどい。これは公式のやるべきことではありません。円谷プロはあらぬ方向を向いているように思えます。

Re: アニメ版グリッドマンについて - なんじぇい (?)

2018/12/14 (Fri) 17:16:36

エクセルシオールさんのこの話題について。
>円谷プロ等の公認で作品に登場する女子キャラ(宝多六花、新条アカネ)の抱き枕が発売され……

これは表現規制やゾーニングに関わってくる問題ですが、すごく難しいものだと思います。Twitterなどだと一部の突出しためちゃくちゃな主張を双方があげつらうばかりになっていることになりがちで、結局決着がつかないことが多いのですよね。

抱き枕の問題でも
・本作は深夜アニメであり、少年誌にも掲載されておらず、明らかに児童向けではない
・原作の『グリッドマン』は子供向けなので配慮すべき
とか、

・表現の弾圧である。過去の悪書追放運動や戦時中の日本による表現の検閲を忘れたのか
・表現にもモラルや良識というものがある。その為に年齢指定やゾーニングがある
・モラルや良識というが、それは貴方たちが勝手にそう思っているだけではないのか
・卑猥だという意見がこれほどある。よってこれはモラルである。
・卑猥ではないという意見がこれほどある……

などと混沌の様相を呈しています。上は分岐の1つにすぎず、議論の分岐は星の数ほどあるでしょう。


個人的にはこういう問題がこじれるのは
・卑猥か否かという基準が文字通り個人の感性の問題に関わってくるため、定義することは難しい
・卑猥にしても、どこまで卑猥ならセーフなどの基準は決められるはずもない
・悪書追放運動や戦中国家の表現検閲など、過去に過激な表現弾圧が何度か起こったことを意識している
・自分の好きなジャンルや趣味趣向が見られなくなることを恐れている
・一部のメチャクチャな主張を見て、その主張を発した立場全体を愚かだと考えてしまっている
などの問題があると考えています。どれも重大な問題です。


ただこれらに共通するのは「場合分けが雑」ということではないかな、と思います。
簡単に言えば、1つ1つ丁寧に話し合わないからそうなるということです。雑にひとまとめにする為に、多数の反例が出てきてしまうことは多いです。



この問題は極めて入り組んでいて難しいので、私も全然理解してはいません。
ただ、グリッドマンの抱き枕に関して言うなら私感では「やりすぎ」かなと思います。
ですが、なぜやりすぎと思ったのか、やりすぎの基準は説明できるのか、どれだけやりすぎならどういうゾーニングをしないといけないのか、「やりすぎ」が行きすぎたら過去の表現弾圧に繋がるのではないか、など問われても私には分かりません。

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